ブランディングを学んで実践して1年が経ちました。常に自分の強みやらしさとは何なのか?という問いを自分自身にかけながら、言語化・実践・発信する毎日です。
今なぜブランディングの仕事をしているのか?なぜ福岡にいるのか?これからどんな人生を歩んでいきたいのか?
出てきた答えに対して、『それはなぜですか?』を繰り返す事で幼少期まで振り返った時に、僕が今の仕事をしている明確な理由が見つかりました。
今回は、『なぜ?』を繰り返し過去の原体験ジャーニー(原体験を探す旅)を通じて分かった『自分が今の仕事を選んだ理由』について書こうと思います。
原体験とは
原体験とは『自分のルーツ』です。私たちの行動や考え方に大きな影響を与えた体験の事です。
あなたが今、持っている判断基準や価値観は過去の原体験をもとに作られています。この原体験を知ることで『自分の軸』をつくることができます。よく『自分軸』や『他人軸』という言葉を聞いたことがあると思いますが、自分の原体験を知らないと自分軸を持てないことが多いです。
自分軸がない人は、自分の判断基準がないので周りの環境に合わせたり、変化すると一緒に合わせて行動したりするようになります。群れる人は自分軸がない人が多い傾向にあります。
他人軸は生き方の基準が自分ではない。世間や環境、誰かに目がいき、自分より他人に対してベクトルがむく。私も過去、大きな挫折を味わった後は他人軸で生きていた時期がありました。
自信を大きく失い、それまで持っていた自分軸が大きく粉砕した出来事があったので。そこから自分と向き合い、ブランディングを学び実践する事で自分軸がはっきりと明確になりました。
ちなみに私ははじめて会った人には「なぜ○○さんは今の仕事をしてるんですか?」と必ず聞きます。理由はその人の価値観に触れたいからです。触れる事でその人の過去や背景を知る事ができます。
そこに共感が生まれれば瞬間に仲良くなれるし、その人とずっと一緒にいれるかどうかが分かるからです。自分に対してもそうですが、周りの人からの『なぜ?』に自信をもって答えられるかで説得力が生まれ、納得してくれる事で人を巻き込む力が大きくなります。
ちなみに私は初めて会う人には6000文字で書いた自分のプロフィールを送る様にしています。
オンライン化になった事でリアルで会って伝えられないパッションをこのプロフィールで感じ取ってほしい。どこか価値観に共感してほしいという目的で送っています。
『なぜ?』の答えはカッコよくする必要はない。
原体験ジャーニーでよくあるのが、自分の過去の体験を良くみせたいからと、『なぜ?』の回答をカッコよく答えてしまう事です。ブランドは自分との約束でもあり『事実』と一致している必要があるので、カッコよく答える必要はありません。心の声をそのまま文章に落とすだけ。本当の自分と一致してるか。あの時の心境と一致してるかで原体験と出会えるかどうか決まります。
私の仕事をする理由は農家の息子として生まれた原体験がきっかけ
私も原体験ジャーニーをする事である子供の頃の出来事に出会いました。実家は和歌山県田辺市の3人兄弟の末っ子として生まれ、兼業農家で梅やミカン・カスミソウを作ってはJAに出荷するよくある農家です。詳しくは6000文字で書いた私のプロフィールをみてください。
幼いながら、両親が毎日・朝から晩まで働く姿を見ながら思った事。『なんで毎日休まず朝から晩まで働いてるのに、農家って儲からないんやろう』という不足感情。『農業って毎日同じことの繰り返しで退屈やなぁ。もっと楽できないのかな』
という子供あるあるですが、親の手伝いにすぐ飽きる子供の心境からでした。そして子供ながらに感じていた社会人イメージについて、「社会人になったら夢を諦めて個性を無くし、同じスーツを来て、社会や会社の為に汗水垂らして働くオモシロくない世界」
『儲からない』『ルーティンワークで生産性が低い』『社会人ってオモシロくない』子供の頃に農業と社会人に対して3つの不足感情を抱いていました。
それをどうにか改善できないか?と、大学卒業後はIT会社でITってどうやって出来てるの?についてシステムエンジニアを通じて学び、その後はWeb制作会社では営業職を学び、農業の課題でも販売力強化を学び、今はブランディングの仕事をしているんだな。と分かった時に明確な仕事に対する自分軸がバチっと出来上がりました。
その原体験から生まれたambition(大志)がこれです。
ブランディングとテクノロジーで日本の会社をオモシロく
実際、就農は親に大反対され、起業する道を選びましたが、全ての選択には意味があり必然であったこと。今までは全てベストで無意識的に望んでここまで来たんだという事が分かりました。
潜在意識とは
心の奥底にある本人でも気づかない意識の事です。無意識と言い換えた方が分かりやすいでしょうか。今まで多くの体験や蓄積した情報で今の自分が出来上がっています。本人が気づかないまま自分像が出来上がっている為、ふと自分らしさって何?となると答えられない人が多いのです。そのために、自分史を振り返る原体験ジャーニーは自分を知るという点では優れたワークだと思います。
自分らしさはもともと皆さん持っています。ですが色々な経験や挫折を経て、周りと同調せざるおえない状況や心理におちいる事で、まるくまるくなり、他人軸・世間軸になっていく訳です。ダイヤモンドは磨く前からダイヤモンドとしての価値を持っています。人はそれぞれ、先天的な性質や育った環境が違うんだから、異なり磨く事で自分の価値が証明されていきます。
優れるな 異なれ
自分を知り、変わることであなたらしさが見つかります。自分を変革し、挑む事で自分だけの道が開かれます。
ぜひ、この際に自分軸を見つける原体験ジャーニーに取り組まれてください。
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